伝統芸能の世界!4月「篠山春日能」

篠山春日能の歴史

毎年4月上旬、春日神社にある能舞台で「篠山春日能」が開かれます。

篠山市黒岡の春日神社は、有名な奈良・春日大社の分霊を祀る神社です。由緒ある神社にある能舞台は1861年、第13代篠山藩主(領主)・青山忠良(ただなが)の寄進により建立されました。忠良公は、能舞台が建立される以前から本格的な能会を催すほどの能愛好家でした。忠良は江戸で4年間、江戸幕府の重役である「老中」の職を務めた後、江戸城本丸にあった能舞台を参考にして、春日神社能舞台を建てました。

しかし明治時代(1868~1912年)になると、春日神社能舞台での能会はほとんど催されなくなってしまいました。復活したのは1973年のこと。この年に、今に続く第1回の篠山春日能が開催され、現在まで続いています。

篠山春日能の演目

篠山春日能ではこれまで、重要無形文化財の保持者に総合認定されている梅若万三郎や人間国宝の大槻文藏など、能楽界の第一線で活躍する方々が演目を披露してきました。「西行桜」や「桜川」、「須磨源氏」など、春にちなんだ内容も数多く公演されています。また能と能の演目の間には、笑いが混じる滑稽な喜劇「狂言」も演じられます。

「世界最古の演劇」ともいわれる能。囃子や歌、舞などすべてが日本独特のもので、無形文化遺産に登録されています。そして、能面をつけて演じる珍しい仮面劇でもあります。春日神社能舞台で開催される能は元日の「元朝能 翁」と4月の「篠山春日能」だけ。ぜひ桜の季節に、重要文化財である春日神社能舞台で、貴重な能と狂言の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。丹波焼の大甕が7つ置かれているという舞台設計。足踏みの拍子や太鼓の反響音を感じてみてください。

インフォメーション

名称:篠山春日能
住所:篠山市黒岡75 春日神社能舞台
TEL:079-552-5792(篠山市教育委員会事務局 文化財課)
URL:http://tourism.sasayama.jp http://tourism.sasayama.jp/english/(英語版)
アクセス:JR福知山線「篠山口」駅下車、神姫グリーンバス篠山営業所行「春日神社前」より徒歩すぐ
開催日:4月上旬
料金:前売り一般5,000円(当日5,500円)、前売り中高生1,000円(当日同額) ※料金変更の場合あり