800年の歴史!!日本の伝統工芸「丹波焼」を体験 丹波伝統工芸公園「立杭陶の郷」
「立杭陶の郷」で貴重な古丹波を見てみよう 「立杭陶の郷」は、日本六古窯の1つ「丹波焼」の魅力を発信し...
兵庫県の中で、篠山市はお茶の生産量一番を誇っています。そんな篠山市の特産品が「丹波篠山茶」。味間・後川というエリアを中心に生産されています。
日本におけるお茶の歴史は古く、日本最古の歴史書「日本書紀(720年成立)」にも触れられているほどです。
丹波地域でお茶の生産が始まったのは平安時代(794~1185年)だと考えられており、鎌倉時代(1185~1333年)には、神様へのお供え用や薬用としても使われていたそうです。飲み物として定着したのは、室町時代(1336~1573年)に入ってからでした。
丹波篠山茶のおいしさには、篠山市の気候風土が関係しています。内陸型の気候で、年間の寒暖差と一日の温度差が激しい土地柄。その平均気温の低さと「丹波霧」と名付けられるほどの朝夕の濃い霧が、香り高いおいしいお茶の成長を促すのです。
しかしながら、霜で芽が枯れてしまう「霜害」を防ぐ作業や土壌管理など、苦労も絶えません。天候を見ながらの栽培が続いて、やっと柔らかい新芽が輝き出すのです。
丹波篠山茶作りはいくつかの工程に分かれています。5月上旬頃、まず収穫された茶葉を蒸し、青臭みを除きます。次に、揉んで水分を除き、最後に乾燥させれば完成です。5月下旬頃に店頭に並びます。
毎年、最初の新芽を摘み採って作られたお茶のことを「新茶」と呼びます。すっきりとした渋みと芳醇な香りを楽しんでみてください。新茶はアミノ酸が多く含まれていて、揚げ物や甘く煮た佃煮などの料理にも使われています。ハーブのように後引く爽やかさが好評です。
丹波篠山茶の収穫時期となる6月上旬には、2日間にわたる「大国寺と丹波茶まつり」が開催されます。新茶の茶葉を壺に入れてお寺まで運ぶ「丹波茶壺道中」を鑑賞したり、茶葉を手で摘む「茶摘み」体験(有料、13:00受付終了)や新茶の購入もできます。
イベント名:大国寺と丹波茶まつり
住所:茶の里会館、大国寺周辺(兵庫県篠山市味間奥)ほか
TEL:079-552-1111(篠山市商工観光課)
URL:http://tourism.sasayama.jp http://tourism.sasayama.jp/english/(英語版)
アクセス:JR「篠山口駅」西口より無料シャトルバス(JA丹波ささやま駐車場経由)にて約10分”