美しい菊花が会場を彩る。11月「篠山市菊花展」

篠山市における菊作りの歴史

毎年11月上旬の約2週間、篠山地方特有の菊「お苗菊」を中心とした、菊の展示会が開催されます。

篠山地方で菊づくりの歴史が始まったのは約250年前。江戸時代(1603~1868年)の篠山藩主(領主)青山忠良公(1806年〜1864年)が江戸幕府から菊の花を授かったことがきっかけだとされています。忠良公が授かった純日本種の「中菊」は、今も「お苗菊」と呼ばれて篠山地方の人々に愛育されています。

「菊花展」は由緒あるお苗菊を世間へ広く伝え、また後世に受けつぐためにスタートしたイベントです。なお、篠山市丹南地区ではこれとは別に「丹南菊花展」も開催されてきました。2002年には両イベントを合わせた第1回「篠山市菊花展」が開催され、エリアを広げた大きなイベントに生まれ変わりました。

篠山市菊花展の見どころ

展示会ではお苗菊を中心に、個人やチームで育てられた約300鉢もの菊が会場を埋め尽くします。基本的な「一輪菊」や3本に分枝させた「3本仕立て」、矮化剤を使ってかわいらしくコンパクトに仕立てた「福助」、1本の苗から摘芯をくり返して枝数を増やし、半球形になるように菊が整列した豪華な「千輪づくり」など、展示されている菊はさまざまです。

中菊の栽培は江戸時代に流行しました。お苗菊の特徴は、一度満開になってから、花弁の裏を見せて巻き上がる点です。明治時代(1868~1912年)には、花の直径が10cm前後の「大菊」も人気だったとか。他にも「小菊」や花びらの多い、少ない品種もあり、種類豊富です。それぞれの個性や、色合い、華やかな仕立ての数々をお楽しみください。

インフォメーション

名称:篠山市菊花展
住所:篠山市北新町48-29 大手前南駐車場特設会場
TEL:079-552-1111(篠山市菊花同好会)
URL:なし
アクセス:JR福知山線「篠山口」駅下車、西口より神姫グリーンバス篠山営業所行「二階町」より徒歩5分
開催日:11月上旬
料金:無料